ZapierとMakeとは
Zapier(ザピアー)とMake(旧Integromat・メイク)は、複数のWebアプリを連携して業務を自動化する「ワークフロー自動化ツール」の代表格です。コードなしで「AというアプリでXが起きたら、BというアプリでYをする」という自動化フローを作れます。
基本比較
| 比較項目 | Zapier | Make |
|---|---|---|
| 無料プラン | あり(月100タスク) | あり(月1,000オペレーション) |
| 有料開始 | $19.99/月 | $9/月 |
| 対応アプリ数 | 7,000以上 | 1,800以上 |
| 操作画面 | シンプル・リニア | ビジュアル・フロー型 |
| 日本語UI | なし | なし |
| 日本語サポート | なし | なし |
| 複雑なフロー | 条件分岐・ループ対応 | 高度なルーティング対応 |
| エラーハンドリング | 基本的 | 詳細に設定可能 |
Zapierが向いているケース
対応アプリ数の多さを優先する場合
Zapierは7,000以上のアプリと連携可能で、Make(1,800以上)の約4倍です。マイナーなSaaSツールや日本製のサービスと連携したい場合、Zapierの方が対応している可能性が高いです。
操作のシンプルさを重視する場合
Zapierのインターフェースは直線的(リニア)で、ステップを上から下に追加していくだけです。自動化ツール初心者にとって学習コストが低く、初めて触れる方にも直感的に操作できます。
Zapierが特に有効なユースケース:
- Gmail → Slackへの通知転送
- Typeform → Google Sheetsへのデータ記録
- Shopify注文 → Notionデータベースへの記録
- 新規HubSpot連絡先 → Mailchimpリストへの追加
Makeが向いているケース
コストを抑えたい場合
Makeの無料プランは月1,000オペレーション(Zapierの10倍)。有料プランも$9/月〜と、Zapier($19.99/月〜)より大幅に安価です。同じ予算でより多くの自動化を実現できます。
複雑なワークフローを組む場合
Makeのビジュアルフロー設計は、条件分岐・ループ・並列処理・エラーハンドリングを視覚的に把握できます。データ変換・フィルタリング・ルーティングが複雑なフローに適しています。
Makeが特に有効なユースケース:
- 複数条件での分岐処理(顧客タイプ別に異なるアクション)
- APIからデータを取得して加工してから保存
- 複数のアプリへの同時書き込み
- 大量データの定期バッチ処理
料金プラン詳細(2026年最新)
Zapierプラン
- Free: 月100タスク、シングルステップZapのみ
- Starter($19.99/月): 月750タスク、マルチステップZap
- Professional($49/月): 月2,000タスク、フィルター・フォーマッター
- Team($69/月〜): 複数ユーザー対応
Makeプラン
- Free: 月1,000オペレーション、5シナリオ
- Core($9/月): 月10,000オペレーション
- Pro($16/月): 月10,000オペレーション、無制限シナリオ
- Teams($29/月): 複数ユーザー
n8nという第三の選択肢
両者に加えて、オープンソースのn8nも注目されています。
- セルフホストすれば基本無料
- クラウド版は€24/月〜
- 技術者向け(JavaScriptコードを書ける)
- APIキーや認証情報を自社サーバーに保持できるため、セキュリティ重視の企業に人気
結論
Zapierをおすすめする人:
- 自動化ツール初心者
- マイナーなアプリとも連携したい
- シンプルな自動化を素早く設定したい
Makeをおすすめする人:
- コストを抑えたい
- 複雑なフローを組みたい
- データ変換・フィルタリングが必要
まずはどちらも無料プランで試してみることをおすすめします。操作感は人によって好みが分かれるため、自分で触ってみるのが一番です。